暗号資産と株・FXの相関関係|3年データで徹底検証
この記事を読むとわかること
「暗号資産(仮想通貨)を買ったら、株が下がったとき一緒に下がるの?」という疑問、持ったことはありませんか?
私も最初は同じ疑問を持っていました。
結論から言うと、相関関係は「時期によって大きく変わる」というのが正直なところです。
この記事では、3年分のデータをもとに、暗号資産・株式・FXの値動きの関係を元SE(システムエンジニア)目線で検証します。
- 暗号資産と株式の相関係数(過去3年)
- FXと暗号資産の値動きの違い
- 分散投資に暗号資産が使えるかどうか
- 私が実際に組んでいるポートフォリオ
投資初心者の方でも読めるように、専門用語はできるだけ噛み砕いて説明します。
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そもそも「相関関係」って何?

↑ 私が実際にデータを整理していたときの作業環境に近いイメージです。
相関関係とは、「2つのものが同じ方向に動くかどうか」を数値で表したものです。
数字は「−1〜+1」で表されます。
- +1に近い:ほぼ同じ方向に動く(正の相関)
- 0に近い:ほとんど関係がない(無相関)
- −1に近い:逆方向に動く傾向がある(負の相関)
分散投資を考えるなら、相関が低い(0に近い)資産を組み合わせるのが基本です。
ポイント: 「全部一緒に下がる」状態を避けるのが分散投資の目的。相関係数はその判断材料になります。
元SEとして正直に言うと、相関係数だけで投資判断をするのは危険です。あくまで「参考値のひとつ」として使うのが適切です。
相関係数の計算方法(簡単に)
難しい数式は不要です。今は無料の計算ツールがたくさんあります。
私はPython(プログラミング言語)を使って、過去3年分の価格データを引っ張り、相関係数を計算しました。
使ったデータは以下の通りです。
- ビットコイン(BTC)の週次終値
- 日経平均株価の週次終値
- S&P500(米国株指数)の週次終値
- ドル円(USD/JPY)の週次終値
期間は2022年1月〜2024年12月の約3年間です。
暗号資産と株式の相関係数|3年の実データ
では実際のデータを見てみましょう。
私が計算した相関係数(週次リターンベース)はこちらです。
- BTC × 日経平均:約0.28(やや正の相関)
- BTC × S&P500:約0.35(中程度の正の相関)
- BTC × ドル円:約0.12(ほぼ無相関)
私の場合: 「暗号資産は株と全然別の動き」と思っていましたが、データを見ると意外にS&P500と連動していました。特に2022年の急落期は、米国株と暗号資産が同時に大きく下がっていました。
ただしこれは「平均値」です。時期によって数値は大きく変わります。
2022年・2023年・2024年で相関が変わった
面白いのは、年ごとに相関の強さが変わっていた点です。
- 2022年(市場全体が下落):BTC×S&P500の相関が0.5〜0.6まで上昇。「一緒に沈んだ」期間。
- 2023年(暗号資産が独自回復):相関が0.2前後まで低下。BTCが先に上昇し始めた。
- 2024年(ビットコインETF承認):機関投資家の流入で再び株と連動しやすくなった。
つまり、「暗号資産は常に株と連動する」とも「常に独立している」とも言えないのが実態です。
市場の状況によって、相関の強さは変動します。
FXと暗号資産の値動きの違い

↑ 複数の市場データを並べて見ていた時の作業風景に近いイメージです。
FX(外国為替)と暗号資産の関係は、株式よりさらに複雑です。
私が計算した結果では、ドル円と BTCの相関係数は約0.12と、かなり低い水準でした。
- FXは中央銀行の政策・金利・経済指標に大きく左右される
- 暗号資産は規制ニュース・需給・テクニカル要因が主な変動要因
- 両者が同じ方向に動く場面は「リスクオフ(投資家が安全資産に逃げる)」時が多い
結論: FXと暗号資産の相関は低い傾向がありますが、世界的な金融ショック時は一緒に動くことがある。「別々に動く」と油断しすぎるのは危険です。
元SEとして言うと、データの「平均値」だけを見て安心するのが一番危ないです。
例外が起きたときにどう対処するかも、ポートフォリオ設計では考えておく必要があります。
「リスクオフ」時に相関が急上昇する現象
投資の世界では「相関は危機時に1に近づく」と言われています。
つまり、平常時は分散できていても、暴落時は全資産が同時に下がるリスクがあるということです。
2022年のFRB(米国の中央銀行)の急速な利上げ時は、まさにこの現象が起きました。
- 株式が下落
- BTCが同時に大幅下落
- 「分散していたはずなのに全部やられた」という状況に
これを知っているかどうかで、ポートフォリオ設計の質が変わります。
詳しくは暗号資産の長期保有について検証した記事でも触れているので、あわせて読んでみてください。
分散投資に暗号資産は使えるのか?
正直に言います。
「使えるが、過信は禁物」というのが私の結論です。
平常時の相関係数が0.3前後であれば、ポートフォリオに一定の分散効果はあります。
ただし、以下の点は必ず理解しておく必要があります。
- 暗号資産自体のボラティリティ(値動きの激しさ)が非常に高い
- 危機時に相関が上昇しやすい(分散効果が薄れる)
- 規制リスク・技術リスクなど、株式にはない固有リスクがある
- 流動性(すぐ売れるかどうか)が低い銘柄も多い
私の場合: ポートフォリオ全体の10〜15%程度を暗号資産に配分しています。「リスクを取りすぎず、でも機会も逃さない」バランスを意識しています。あくまで個人の判断であり、投資は自己責任です。
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初心者が暗号資産を組み込むときの考え方
投資初心者の方には、こんな順番をおすすめします。
- まず株式・債券で基本のポートフォリオを作る
- 余裕資金の10%以内を上限に暗号資産を検討する
- 単一銘柄に集中せず、複数の暗号資産に分ける
- 定期的に配分を見直す(リバランス)
「全財産を暗号資産に」は、データを見ても明らかにリスクが高すぎます。
仮想通貨の自動積立を活用する方法も、リスクを抑えながら継続する手段として参考になります。
私が実際に組んでいるポートフォリオ

↑ 私が毎朝スマホでポートフォリオを確認しているイメージと近いです。
実は、私自身は以下のような配分で運用しています。
(あくまで個人の一例です。投資は必ず自己判断・自己責任でお願いします。)
- インデックス投資(米国・全世界):約60%
- 日本株・個別株:約20%
- 暗号資産(BTC・ETH中心):約15%
- 現金:約5%
暗号資産の部分では、ビットコインとイーサリアムを主軸に、BitradeXのAI自動売買(招待コード:UZZ2EM)も活用しています。
3ヶ月以上運用した範囲では、月10〜30万円程度の副収入になっている月もありますが、相場状況によって変動します。
私の場合: 「ポートフォリオ全体でリスクをコントロールしながら、暗号資産部分は積極的に動かす」という設計にしています。全部を1つの戦略に依存しないことが大切だと感じています。
AI自動売買をポートフォリオに組み込む考え方
元SEとして、AI自動売買ツールには技術的な興味もあります。
BitradeXの場合、AIが相場を判断してトレードを行う仕組みですが、「完全に任せれば安心」というわけではありません。
ツールの現実については、AI投資ツールに過度な期待をしてはいけない理由の記事でも詳しく書いています。
大事なのは、AI自動売買も「ポートフォリオの一部」として位置づけること。
全資金を1つのツールに投入するのは、データ的にもリスクが高いです。
相関関係を踏まえたポートフォリオ最適化のまとめ
ここまでの内容を整理します。
- 暗号資産と株式の相関は0.3前後(時期によって大きく変動)
- FXとの相関は低い傾向(約0.12)だが、危機時は上昇しやすい
- 分散効果はあるが「完全な分散」にはならない
- 暗号資産はポートフォリオの10〜15%程度が扱いやすい
- 定期的なリバランスが重要
投資に「正解」はありません。
大切なのは、データを見ながら自分のリスク許容度に合った配分を決めることです。
結論: 暗号資産は分散投資の選択肢になり得ますが、過信は禁物。相関は変動し、危機時にはリスクが集中します。自己責任の範囲で、少額から試してみるのが現実的な出発点です。
もっと詳しく知りたい方へ
この記事では書ききれなかった内容があります。
- 3ヶ月の月別運用実績(具体的な数値)
- 私が実際に使っているリバランスのタイミング
- BitradeX(招待コード:UZZ2EM)の実際の設定方法
- 暗号資産の税金処理で気をつけていること
これらはブログには書けない部分も含むため、LINEで配信しています。
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Q.暗号資産と株式の相関関係はどのくらいですか?▼
過去3年のデータでは、ビットコインとS&P500の相関係数は約0.35程度でした。ただし時期によって大きく変動し、2022年の市場下落時は0.5〜0.6まで上昇しました。常に一定ではなく、市場環境によって変化します。分散投資の参考にはなりますが、過信は禁物です。
Q.暗号資産は分散投資に使えますか?▼
平常時は株式との相関が低めで、一定の分散効果は期待できます。ただし、暗号資産自体のボラティリティが高く、危機時には相関が上昇して分散効果が薄れることがあります。ポートフォリオ全体の10〜15%程度に抑え、自己責任の範囲で取り入れるのが現実的です。
Q.FXと暗号資産は値動きが連動しますか?▼
私の計算では、ドル円とビットコインの相関係数は約0.12とほぼ無相関でした。ただし、世界的な金融危機やリスクオフの局面では、FXも暗号資産も同時に動くことがあります。「完全に独立している」とは言えないため、両方を持つ場合も注意が必要です。
Q.暗号資産の相関係数は時期によって変わりますか?▼
大きく変わります。2022年は米国株との相関が高く、2023年は低下し、2024年はビットコインETF承認後に再び上昇しました。相関係数は固定値ではなく、市場環境・規制・投資家の動向によって変化します。過去のデータはあくまで参考値として使うことをおすすめします。
Q.初心者がポートフォリオに暗号資産を組み込む割合は?▼
一般的な考え方として、余裕資金の10%以内が扱いやすいとされています。まず株式や投資信託で基本のポートフォリオを作り、そのうえで少額から暗号資産を検討するのが現実的です。投資は自己責任で行い、失っても生活に支障がない範囲にとどめることが大切です。