MT4とMT5、EAを使うならどちらか|互換性と選び方

📅 公開: 2026/8/17⏱ 読了 約5📝 2,584

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結論から言います。

MT4用のEAはMT5では動きません。MT5用のEAもMT4では動きません。

「新しいMT5のほうが良い」という判断より先に、使いたいEAがどちら用に作られているかを確認することが最優先です。これがこの記事の核心です。

以下では、プラットフォームを選ぶ前に知っておくべき互換性の問題、MT4とMT5の実務的な違い、そして「どちらを選ぶか」の判断基準を順に整理します。


最重要:MT4とMT5のEAに互換性はない

MT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)は、見た目が似ていても別のプラットフォームです。

EAはそれぞれ専用のプログラム言語(MT4はMQL4、MT5はMQL5)で書かれており、コードを書き直さない限りどちらか一方でしか動きません。

注意: 「MT4対応EA」と書かれているものをMT5で動かすことはできません。逆も同様です。EAを配布・購入する前に「どちら用か」を必ず確認してください。

確認すべき項目はシンプルです。

  • EAの紹介ページや配布元に「MT4対応」「MT5対応」の記載があるか
  • ファイル拡張子が .ex4(MT4用)か .ex5(MT5用)か
  • ブローカーがそのプラットフォームを提供しているか

この3点を最初に確認することで、「インストールしたが動かない」というトラブルの大半は防げます。

詳しくはFX 自動売買 EA 選び方についての記事でも判断軸を整理しています。


MT4とMT5の実務的な違い

互換性の問題を理解したうえで、次に知っておきたいのが機能の差です。

チャート画面のあるトレードデスク

トレードの管理画面は、上のようにチャートと注文状況が並んで表示されます。

項目MT4MT5
時間足の種類9種類21種類
バックテスト速度基本的に遅めマルチスレッド対応で高速
両建て(ヘッジ)標準で可能設定次第(ブローカー依存)
EAの数・流通量非常に多い増加中だが少ない
日本語情報・コミュニティ豊富相対的に少ない

バックテストの速度差

MT5はバックテスト(過去データで売買ロジックを検証する機能)をマルチスレッド処理(複数の計算を並列で行う仕組み)で実行できます。

MT4に比べて検証が大幅に速く完了するため、EAのパラメータを繰り返し調整したい場合はMT5が有利です。

両建てとヘッジの扱い

MT4は標準で両建て(同じ通貨ペアで買いと売りを同時に持つこと)が可能です。

MT5はデフォルトでネッティング方式(買いと売りが相殺される仕組み)が採用されており、両建てを使うEAはMT4向けに作られているものが多いです。 MT5でも設定やブローカーによってヘッジモードに切り替えられる場合がありますが、対応状況はブローカーごとに異なるため、最新の情報は各ブローカーの公式サイトでご確認ください。

流通しているEAの数

MT4は長年使われてきたため、無料・有料を含めて流通しているEAの数が圧倒的に多いです。

トラブル時に参照できる日本語の情報も多く、初めてEAを扱う方にとってはMT4のほうが情報を見つけやすい環境です。


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「どちらを選ぶか」の判断基準

結論は一つです。使いたいEAがどちら用か、それだけで決まります。

「MT5のほうが新しいから良い」という理由だけでプラットフォームを選ぶと、動かせるEAが存在しない状況になります。

  • 使いたいEAが決まっている → そのEAが対応しているほうを選ぶ
  • EAはまだ決めていない → 配布元または提供者に「どちら用か」を先に確認する
  • 両建て戦略が含まれるEAを使う予定 → MT4のほうが環境を整えやすい
  • バックテストを自分でやりたい → MT5のほうが速く処理できる

プラットフォームとEAの組み合わせが合っていれば、どちらを使っても自動売買の仕組みそのものは変わりません。

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EAに向かない人・注意すべきリスク

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EAを始める前に確認しておきたい基礎知識は、上のように手を動かしながら整理しておくと判断しやすくなります。

EAは設定したルールで自動的に売買するプログラムです。しかし、自動だからといって損失が出ないわけではありません。

注意: EAの稼働中に相場が急変したり、想定外の動きが続くと損失が生じる可能性があります。勝率100%のEAは存在しません。投資判断は自己責任で行ってください。

特に次のような状況に当てはまる方は、導入前に慎重に検討してください。

  • 損失が出たときに追加資金を用意できない(余剰資金以外での運用は高リスクです)
  • EAが何をしているか全く把握せず放置する予定(異常動作に気づけないため)
  • MT4/MT5のインストールや設定が自分でできない(導入時点でつまずきやすい)
  • 短期間で大きなリターンを期待している(EAはリスクを制御する道具であって増幅させる保証はない)

EAはルールを厳守して自動で動かす点で、感情による売買のブレを減らす効果があります。ただし、ロジックが相場に合わなくなったときは人間が判断して停止させる必要があります。「動かしていれば大丈夫」という運用は危険です。

よくある失敗のパターンについてはFX 自動売買 失敗 原因をまとめた記事でも詳しく解説しています。


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ポイント: EAの具体的な内容(どちらのプラットフォーム用か・ロジック・対応ブローカー)はLINEでご確認ください。プラットフォームの確認なしに口座開設を進めると、EAが動かない可能性があります。

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❓ よくある質問

Q.MT4とMT5、EAを使うならどちらが良いですか?
A.

使いたいEAがどちら用に作られているかで決まります。MT4用EAはMT5では動かず、逆も同様です。「新しいMT5のほうが良い」という理由だけで選ぶと、動かせるEAがない状況になります。まずEA配布元に「MT4対応かMT5対応か」を確認するのが最初のステップです。

Q.MT4のEAをMT5で使えますか?
A.

原則として使えません。MT4用EAはMQL4、MT5用EAはMQL5という別々のプログラム言語で書かれており、そのままでは動作しません。ソースコードを書き直すか、MT5対応版として別途提供されているEAを使う必要があります。

Q.MT5のほうがMT4より優れていますか?
A.

機能面ではMT5が充実しています(時間足の種類が多い、バックテストが速いなど)。ただし流通しているEAの数はMT4のほうが圧倒的に多く、日本語の情報も豊富です。どちらが優れているかより「使いたいEAがどちら用か」を優先してください。

Q.EAは放置しておけば自動で増えますか?
A.

EAは設定したルールで自動売買するプログラムですが、損失が生じる可能性があります。勝率100%のEAは存在せず、相場状況によっては連続で損失が出ることもあります。完全放置ではなく、定期的に動作状況を確認し、必要に応じて停止する判断が必要です。

Q.MT4とMT5で両建てができるかどうか違いはありますか?
A.

MT4は標準で両建て(買いと売りを同時に持つこと)が可能です。MT5はデフォルトでネッティング方式(買いと売りが相殺される仕組み)が採用されており、両建てにはブローカー側の設定変更が必要な場合があります。両建てを使うEAを検討している場合は、事前にブローカーの公式情報で確認してください。

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