つみたてNISA40万円『本当に引き出せる?』元OLが正直に語る
先に正直に言っておきます。
つみたてNISAは「いつでも引き出せる」制度です。でも、「引き出せる」と「引き出しやすい」は全然違う話だと、私は身をもって知りました。
この記事では、年40万円を積み立て続ける上で絶対に知っておくべき「流動性の現実」を、私の体験談をもとにお話しします。
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こんにちは、結衣です。元メーカー勤務のOLで、30歳で体調を崩したことをきっかけに副業・投資を始めました。今は脱サラして、ブログ・アフィリエイト・投資で生計を立てています。
つみたてNISAは「引き出し自由」。でも現実は?
制度上は売却していつでもOK
まず制度の話から整理しましょう。
つみたてNISA(少額投資非課税制度の積立型)は、いつでも売却・換金が可能です。定期預金のように「満期まで引き出せない」というルールはありません。
ただし、売却してから実際に口座に現金が届くまでには、通常2〜4営業日かかります。
- 売却申請をする
- 約定(売買が成立)する
- 証券口座に現金が入金される
- 銀行口座に出金する(さらに1〜2営業日)
急いで現金が必要な時、「今すぐ手元に」とはいかないのが現実です。
「自由に引き出せる」と「すぐ使える」は別物
実は私も最初は「いざとなれば売ればいい」と軽く考えていました。
でも正直に言うと、いざその状況が来ると「今売るのがベストなのか」という迷いが必ず生まれます。
頭の中では「売れる」と分かっていても、手が止まる瞬間があるんです。それが「流動性の現実」だと私は思っています。
ポイント: 引き出し自体に制限はないが、換金まで数日かかる。緊急の現金には向かない場面もある。
年40万円×20年=800万円。この数字が重くなる理由

積み立てを続けるほど、実は「引き出しにくくなる」心理が生まれます。これ、私自身がすごく感じていることです。
積み立て額が増えるほど「もったいない」が生まれる
1年目の40万円はまだ「引き出してもいいか」と思えます。
でも5年積み立てて200万円になったら?10年で400万円になったら?
「ここで崩すのがもったいない」という感覚が強くなっていくのを、私は自分の資産管理の中で実感しました。
これは心理学でいう「サンクコスト効果(これまでかけたコストを惜しむ気持ち)」に近い感覚です。
- 積み立て期間が長いほど「崩したくない」気持ちが強くなる
- 含み益(まだ実現していない利益)があると「今売ると税がかかる気がして損な気分」になる
- 含み損(まだ実現していない損)の時は「今売ったら負け」と思い動けなくなる
どちらの状況でも、引き出しに心理的なブレーキがかかるんです。
「含み益」のときに引き出すと何が起きるか
つみたてNISAの売却益は非課税(税金がかからない)です。これは大きなメリットです。
でも、一度売却すると、その分の非課税枠は戻ってきません。
「引き出したら非課税枠が消える」という事実が、さらに心理的ブレーキになります。私の場合は正直、これが一番のネックでした。
私の場合: 含み益が出ているときほど「今売るのはもったいない」と感じて、引き出しを先送りしがちになりました。
詳しくは貯金と資産形成の違いについての記事でも解説していますが、「積み立て資産」は緊急用の現金とは別物として考える必要があります。
「含み損」のときに引き出したくなる心理の罠
下がっているときほど「売りたくない」になる
相場が下がると、積み立て資産の評価額も下がります。
そしてこれが「最悪のタイミング」と重なることがあります。
景気が悪くなる→自分の収入も不安定になる→まさにそのとき資産も下がっている。
引き出したいのに、「今売ったら損が確定する」という気持ちで動けなくなる。これが一番怖いシナリオです。
「損切り(そんぎり)」という選択肢
損切りとは、含み損が出ている資産をあえて売却して損失を確定させることです。
感情的には辛い選択ですが、現金が必要な場面では「損切りしてでも引き出す」判断が必要になることもあります。
- 損切りは「失敗」ではなく「リスク管理の一つ」
- 長期積み立ての途中で引き出しても、残りの積み立ては続けられる
- 全額引き出す必要はなく、必要な額だけ売却することも可能
ただし、これも自分の判断と自己責任になります。売却タイミングに正解はありません。
関連して、投資で損した時の考え方についての記事も参考にしてみてください。
「いざという時」の定義を自分で持つ大切さ

私が副業・投資を始めてから一番学んだことの一つが、これです。
「いざという時」を自分の言葉で定義しておかないと、判断できなくなる。
「いざという時」は人によって全然違う
あなたにとっての「いざという時」は何ですか?
- 病気や怪我で収入が途絶えたとき
- 家族の急な入院・医療費が必要なとき
- リストラや転職で一時的に無収入になったとき
- 家の修繕や車の買い替えが突然必要になったとき
これを曖昧にしたまま積み立てを続けると、本当に必要な場面で「これは引き出していい状況なのか?」と迷い続けます。
私が決めた「引き出し基準」
私の場合は、積み立てを始める前に自分なりのルールを作りました。
私の場合: 「生活費3ヶ月分の現金が底をつきそうになったとき」だけ、つみたてNISAを売却する。それ以外は手をつけない。
このルールを先に決めておくだけで、「今これを引き出すべきか」という迷いが格段に減りました。
正解のルールはありません。でも「自分なりの基準を持つ」こと自体が、長期積み立てを続けるための安心感になります。
緊急資金とNISAは「別の財布」で考える
生活防衛資金を先に確保する
これは多くのファイナンシャルアドバイザーも口を揃えて言うことです。
私の体験からも強くそう思います。
つみたてNISAを始める前に、生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)を現金で確保するのが大前提です。
- 普通預金や高金利の定期預金で確保する
- 絶対に投資に回さない「触らない現金」として区別する
- この金額が貯まるまでNISAの積立額を抑えるのも一つの選択肢
私が体調を崩した30歳当時、貯金はあったものの「どこまでが緊急用の現金か」が曖昧でした。その反省から、今は財布を明確に分けています。
「全額積み立て」より「バランス」を取る視点
年40万円の満額積み立てにこだわりすぎると、手元の現金が薄くなるリスクがあります。
満額が正解ではなく、「緊急時に慌てない現金残高を保ちながら、無理のない額を積み立てる」がベストだと私は思っています(あくまで私の考えで、正解は人それぞれです)。
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引き出した後の「心理的負担」を知っておく

資産を引き出した後、意外と大きいのが「後悔」や「自己嫌悪」です。
「崩してしまった」という罪悪感
これは正直なところ、多くの人が感じると思います。
私自身、副業の資金として一部を売却した時、「せっかく積み立てていたのに」という気持ちが数週間続きました。
でも後から振り返ると、必要な判断でした。
大事なのは「引き出したこと」ではなく、「その後また積み立てを再開できるかどうか」です。
引き出しは「終わり」ではない
- 部分売却しても残りは運用が続く
- 翌年から再び年40万円の枠で積み立てを再開できる
- 「一時的に崩した」ことより「長く続けること」の方が大きな意味を持つ
結論: 引き出しは失敗ではない。「自分で決めたルールに従った判断」であれば、後悔よりも納得感が残ります。
つみたてNISAを長く続けるための「心構え3つ」
①「引き出す状況」を先に想定しておく
「こういう時は売る」を決めておくだけで、迷いが減ります。
リスク(投資にはいつでも損失の可能性があります)を受け入れた上で、自分の判断基準を持ちましょう。
②現金クッションを常に維持する
生活防衛資金を別で確保しておくと、NISAを「緊急用に使わなくて済む」状況が作れます。
これだけで精神的な安定感がまったく変わります。
③「積み立て額」より「続けること」を優先する
満額40万円にこだわらず、月1万円でも続けることの方が長期的には大きな意味を持ちます。
無理な積み立てで現金が枯渇するのが一番のリスクです。
- まず生活防衛資金を確保する
- 「いざという時」の定義を先に決める
- 引き出しルールを文字に書いておく
- 引き出した後も積み立てを再開する前提で考える
- 投資にはリスクがあることを常に念頭に置く
投資を始めるタイミングや心構えについては、投資の勉強と始めるタイミングについての記事も参考になると思います。
まとめ:「引き出せる」を「使いこなせる」に変えるために
つみたてNISAは自由に引き出せる制度です。
でも「引き出せる」と「気持ちよく引き出せる」は別物だということを、今日はお伝えしたかったのです。
年40万円×20年という長い旅を続けるには、制度の知識だけじゃなく「自分がどういう時に売るか」という心の準備が必要です。
実は私も最初は「とりあえず積み立てておけばいい」と思っていました。でも体験を重ねて、「お金のルールを自分で決めること」が一番大切だと実感しています。
あなたも、今日から「いざという時の定義」を考えてみませんか?
最後まで読んでくれてありがとう 🌸
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Q.つみたてNISA 40万円 いつでも引き出せる?▼
制度上はいつでも売却・換金できます。ただし売却後、実際に現金が手元に届くまで通常2〜4営業日かかります。また一度売却すると、その年の非課税枠は戻らないため、タイミングや必要性をよく考えた上で判断することが大切です。急な現金が必要な場合は、生活防衛資金として別に現金を確保しておくのがおすすめです。
Q.つみたてNISA 途中解約 損する?▼
「途中解約」という概念はなく、売却(換金)という形になります。売却時に含み損(評価額が購入時より下がっている状態)があれば、損失が確定します。逆に含み益がある場合は利益が出ます。NISA口座内の利益は非課税ですが、損失は他の口座の利益と相殺(損益通算)できない点も知っておくと良いでしょう。投資にはリスクが伴います。
Q.つみたてNISA 緊急時 引き出し方法は?▼
証券会社のアプリやウェブサイトから「売却」手続きを行います。全額または一部だけ売却することも可能です。売却後は証券口座に現金が入金(約定後2〜3営業日)され、その後銀行口座へ出金する流れになります。合計で最大1週間程度かかる場合もあるため、「今すぐ現金が必要」な状況には向かないケースもあります。
Q.つみたてNISA 引き出し後 また積み立てできる?▼
売却した翌年以降は通常通り積み立てを続けられます。ただし売却した分の非課税枠は翌年に繰り越されるわけではなく、その年の枠は消えてしまいます。部分的に売却した場合、残った分は引き続き非課税で運用されます。「崩したら終わり」ではないので、必要な時は必要な分だけ売却する判断も選択肢の一つです。
Q.つみたてNISA 含み損 引き出すべき?▼
含み損がある状態での売却は損失が確定します。ただし「現金がどうしても必要」な状況であれば、損失を受け入れた上での売却も一つの選択です。売却のタイミングに絶対的な正解はなく、自分の生活状況や緊急度によって判断が変わります。あくまで自己判断・自己責任となりますので、不安な場合はファイナンシャルプランナーへの相談も検討してみてください。